2009年12月14日

完成!伝統工法の東屋

 先月の 見学会でお客さんと一緒に作った 伝統工法の東屋ですが 今月はじめに 完成しました。

ちょっとその工法を 紹介します。


IMGP0797.JPG

全体像


IMGP0792.JPG

土台と柱 


IMGP0796.JPG

梁と束



野地板以外は 全て加子母のひのきです。(東濃ひのきの加子母産)
構造には ボルト ナット 釘という 金物は一切使っていません。
壁の板を取り付けた為 ステンレスの釘を使っています。



伝統的な工法は 最近は珍しいかもしれませんが、加子母にはまだまだこんな工法で 80年、100年 150年という建物が 沢山建っています。

実績だけを言うなら 他の近代的な工法に勝っています。

日本人は こんなにすばらしい技術をずっと昔から 守り継承してきました。

100年山で育った木は また次の100年建物を支え 立派に役目を果たします。

木を生かすことは  山を生かすということ 山と共生する家つくりを実践しています。


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posted by 熊澤建築事務所 at 09:15| 岐阜 ☁| 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

恵みに生きて 『木のあう会』

 ちょっと古い話ですが・・・
11月19日 毎日新聞社の朝刊に 僕の記事が 載りました。

広葉樹で山村再生を・・・と言うことで 取材を受けました。


ちなみに『木のあう会』とは 杣 製材 建築 行政の若手10名ほどで、構成しており、未熟ながらもそこのリーダーをさせてもらっています。
 木造住宅を通して 山の危機、木造住宅の危機を一般の方に知っていただきたく、そして 木に慣れ親しんでいただくため 活動を行っています。

記事
http://mainichi.jp/chubu/megumi/news/20091119ddq012040007000c.html

↑毎日新聞HPへ 


まだまだ 未熟者ですが 『山と共生する かしもの木の家』を どうか 暖かく見守ってくださいね。


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posted by 熊澤建築事務所 at 16:22| 岐阜 ☔| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月06日

伝統工法の東屋 イベント終了!

 昨日は 『建築家になろう』のイベントの最終日でした。


約2週間 名古屋市の科学館にて 展示させていただきました。
ご来場者の皆様 科学館のスタッフの方 誠に ありがとうございました。

また 協力してくださった 加子母総合事務所の方 本当にご苦労様でした。

このブログで 全てを伝え切れなかったです・・・・ごめんなさい。




期間中は 

『東屋の組み立ての実演』
『ひのき丸太のベンチ』
『木工体験』

と 加子母から出張して 各日曜日ごとに木の良さを体験していただきました。

どの日も 大変好評でだったと 思っています。







さて さて・・・・・・夕方から東屋の撤収!!という事で・・

やはり 昔からの工法は 良いですね。改めて思いました。


なぜか・・・・・
木と木を 組み合わせているので 傷をつけずに解体することが出来ました。
金物を 使っているとどうしても再利用が難しくなります。



移築と言うことに関しては、最高の作り方ではないかと・・・・



実を言うと 我が家の築60年?の家
大工だった私の おじいさんが 移築して建てた物です。


骨組みは・・・・何年ものになるんだろう?(ワインみたいですが・・)



そのすばらしさは、『古民家再生』 と言う言葉が全てを物語っているような気がします。


加子母には『古民家』と位置付けられる建物が、ものすごく沢山残っています。


また 加子母の人は その建物と木材のすばらしさを知っているのでしょう。


新築の住宅でも 木を生かしたお宅ばかりが出来ます。



そんな地域柄を ずっとずっと残して行きたいと思っています。


2009040517250000.jpg



あっ!そういえば・・・

短かった梁・・・は

こうやって 収めました。


2009040517250001.jpg


分かります?
木組みを作る技術が あるからこそ 出来る技だと 思っていますが・・・










あと 東屋は、最終的に『かしもひのき展示場』に 移築予定です。
たぶん・・・・今年中には・・・・・


2009040609250000.jpg



『伝統工法の東屋』は 今回で 終了します。
*予告無しに 追加記事を出すかも知れませんので よろしくお願いします





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posted by 熊澤建築事務所 at 11:59| 岐阜 ☁| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月03日

東屋組み立てA

 一つ一つの部材が、加工し終わって部品になりました。

その部品を 丁寧に組んでいきます。

P1050527.JPG


平面的な 図面・・・・・

大工さんの頭の中は、その平面的なものが 立体的に入っています。

その 頭の中にあるものが 形になります。

といいつつ 心は 結構 ドキドキです。

何故??って


『思い込み』 『勘違い』


が 無いとは限りません。

思い込み・・・一番怖いです。

出来上がりは こんな感じです。

P1050536.JPG

立派な骨組みになりました。

シャチ かま継ぎ 割りホゾ など使ってあります。

今回は 4月はじめに 撤収作業もあるので その辺も考えて作っています。
金物を使って 固めていると 再利用ができなくなります。
解体後は 組合にて利用する予定です。
(今は バーべキュウ小屋 しようかと 思っていますが・・・良い利用方法があったら 教えてくださいね。)







P1050534.JPG



やはり木は 気持ちいいのでしょうか?
寝転んで遊んでました。


P1050526.JPG


そのほかにも かんなクズのプールで 遊べるようにしてあります。

どこに行っても かんなくずは 好評です。

ちなみに 皆さん結構袋に入れて 持ち帰っていましたよ。






P1050521.JPG


贅沢な 総ヒノキの看板・・・・同じ組合員の方が作ってくれました。
このマークを 見たら是非 現場に立ち寄ってください。
田舎の職人さんが 頑張って仕事をしています。




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posted by 熊澤建築事務所 at 11:45| 岐阜 ☀| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月31日

東屋 組み立て @

   いよいよ 本番です。



大工工事の実演ということで、


『刻み』 『かんな仕上げ』 『組み立て』



*1日や2日では、作業時間に無理があるので、ある程度は工場にて作っています。


をしてきました。




まずは 刻みです・・・・

P1050531.JPG

のこぎりやノミで 木材を刻みました。




次に
かんなで 柱や桁を仕上げます。
*建物の中は 暖房でもう 汗だくでした・・・


P1050524.JPG


P1050525.JPG



かんなくずを 子供に見せると・・・・
『これは 何????』
と質問してきます。


P1050533.JPG


きっと はじめて見たんだと・・・・
木材を削ると 綺麗な綺麗な かんなくずが出ること・・・
知らないんだ・・そう思いました。




これがきっかけで 興味を持ってくれたら・・・・・そんな風に思いました。




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posted by 熊澤建築事務所 at 12:12| 岐阜 ☁| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月12日

この柱 分かります?

 
本日 工場での作業が終了・・・・
建て方当日を迎える準備が整いました。

後は 仮設資材(足場や道具)を整えるのみとなりました。

本番は くどいようですが 

3月21日22日

名古屋科学館にて 行います。

22日は 午後から上棟式も 予定しています。





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さて本題に・・・・・・・



IMGP0060.JPG



これは 柱の頭・・・・・桁や梁が 刺さる場所になります。




最近は プレカットが主流になり こんな形の ホゾ は見ないのでは?

どうやって 納まるか 分かりますか?



答えは 名古屋科学館にて・・・・実物を見てください。

イベントが 終わったら 報告します。


あっ!そういえば・・・・・

短かった梁の件 ですが・・・


『雇いホゾ』と言うものにしました。(漢字が違うかも・・・)

今回は シャチ引きにて 作っています。これもまた 報告しなくちゃ!!


『伝統工法の東屋』の 工場刻み編は

 とりあえず 今日まで・・・



3月末・・・形になった 東屋を 報告します。 

おたのしみに。
posted by 熊澤建築事務所 at 17:12| 岐阜 ☁| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

かんな(鉋)仕上げ!!

 
東屋の刻みも順調に進み いよいよラストスパート!!



鉋(かんな)で 木材を仕上げます。

機械で仕上げる方法もあります。



今回は あくまで手作業にこだわってみました。


IMGP0058.JPG IMGP0059.JPG




加子母は本日 がちらついている陽気なのに、鉋仕事をすると、汗だくです。


 暑くて暑くて・・・・・


カリさんが責任者・・・本日はスッサンも お手伝いです。



仕上がった柱は なんともいえない 輝きを見せます。

とっても綺麗です。


IMGP0061.JPG
ピカピカでしょ?


最近では モルダー仕上げが流行っているようですが・・・・



長持ちさせたいなら 鉋仕上げですね。

法隆寺を作った 大工さんも、鉋で仕上げていますから・・・

それにしても 鉋・・・・難しい・・・と言うか 奥が深い!!



僕も メインは 設計ですが・・・・のみ かんなを使える 設計士を・・・・ まだまだ 修行中です。


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3月21日22日 

名古屋科学館にて・・・・この建物が 建前実演として 作ります。

是非 きてください・・・・お待ちしてます。
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本日・・東京のお客様に持っていく まな板  3枚 鉋で仕上げてみました・・・修行!修行!です。



posted by 熊澤建築事務所 at 16:48| 岐阜 ☁| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月07日

手刻み・・・続

 急な仕事が入り、少々お休みしていた 東屋も昨日から 再開!!



妻梁と桁が複雑に絡み合う 柱の頭の墨付・・・・

また 建物の高さもこの墨ですべて決まってしまうので、一応確認・・・

ちょっと直してきました・・・・

ホゾの格好も・・・・・




精密な施工図でもあればよかったのですが・・・・


カリさん ごめんなさい・・・・

IMGP0012.JPGせっかくの墨を消してます・・・


ということで、柱の墨を消して、再度墨付です。

IMGP0015.JPGカリさんの真剣な顔です。別に怒ってませんよ。



我が社の 設計 施工です。
別に 墨を直さなくても良かったのですが・・・・・

やはり 少しでもよくなりように 

大工さんも分かってくれます。


いいもの作りたいから・・・・


それに私に、大工さんも 
 

『ダメなものはダメ!!』

と教えてくれます。(言われない様では、信頼関係が無い証でしょうね。)


この 関係がいい建物を造る 秘訣かな? と思います。


誰しも 完璧人間はいないのですから・・・

かといって 自分にも 相手のためにも 厳しくしあわないと・・・



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ちなみに 3月21日22日


名古屋市科学館にて この建物を作ります

大工姿の 私を見たい人・・・・(いないか・・・)

来てくださいね。



くまけんさんのブログ見たよ!!  で いいこと有るかも知れません。





posted by 熊澤建築事務所 at 16:30| 岐阜 ☀| Comment(2) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

伝統工法 いよいよ刻み開始

 さー短かった 梁の件も解決し、いよいよ刻み(構造材の加工)です。

まずは 土台から・・・

P1050087.JPG


次に 梁・・・


最後は 柱・・・・


建物の下から順番に刻みが始まります。




刻みながら、墨が間違っていないか、本当に良いか・・・確認しながら・・・刻みは 進められます。

P1050084.JPG





道具ですが・・・のみや のこぎりを使います。
のみも色々種類がありまして・・・大きさも 用途も違います。


今回は たたきのみと呼ばれる大きな のみ を使います。
うちの 一番の長老の のみ なんか真っ黒・・・半世紀使い込んでいます。
私のは・・・真っ白ですが・・・・



ほとんどの大工さんが、一生1本から2本の のみ で大事に大事に使い込んでいきます。


自分の手の 跡が 残り しっくりきます。
だから 人には なるべくなら 貸したくないと思います。
何十年も使い込んだ ノミなら 特に・・・・



手道具は、使い込んで自分の物にします。
古民家の 柱のように 使い込んで 磨いて・・・艶を出す。
のみ も、使い込んで 輝きはじめます。








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posted by 熊澤建築事務所 at 09:49| 岐阜 ☔| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

伝統工法・・・さァ〜困った!!

 名古屋市科学館で建前実演をする 伝統工法の建物・・・
墨付けも順調に・・・・・・といいたいですが・・・


問題発生!!

材料が、短くて・・・・さァ〜困った!!


もともと材料は、寒月三ツ緒伐り という 特殊な材料なので・・・そう易々とは、入手できません。
そして何より 少しずつ仲間と集めた材料です。

(寒月三ツ緒伐り=特殊な木材の伐採をする、天然乾燥材)・・この話はまた今度・・・という事で。

私も 
『新しく すぐ用意できる人工乾燥材料を、調達して・・・・』
『いやいや・・そんな材料では、ダメだ! 仲間に悪いし・・正直に仕事したいし  
      きっと 後悔する・・・・・・後悔するに決まっとる。』
『ならば どうする・・・こうするか・・あーするか・・』



自問自答の時間が・・・・

短いものが 長くなるはずも無く・・・・困り果て・・・・・


ちょっと ベテランさんにご相談・・・(社長ですが・・・)
勝ち誇ったかのように

『OOOOOで 作れよ!』

と 一発回答でした。(ものの・・3秒?位)
しかも 的確な・・・・・


この記事を読んでる ベテラン大工さんの中にも、
『お前は まだまだ 青いのぉ〜!』
 と思った方も見えるのかな。(恥)

だって 短い物が・・・どうやったら長くなるのさ!!
普通は 思うでしょ?


なんと短い物が、長くなりました。


どっちにしても
改めて 経験の差 知恵の差 を思いさらされました。
私も こんな風になれるようにがんばらねば!!



どうしたかは この次のお楽しみという事で・・・




本日は 作業に夢中で・・・写真はありません。
次回載せますね・・・ごめんなさい。




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posted by 熊澤建築事務所 at 20:35| 岐阜 ☁| Comment(0) | 伝統工法の東屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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